更年期障害と悪玉コレステロール

頭痛や肩こり、ほてりや発汗などの更年期障害の一般的な
諸症状のほかに、高脂血症という病気も更年期と関係がある
とされています。

 

 

高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が
基準値を超える症状で、高血圧、糖尿病、動脈硬化の
大きな原因となります。

 

適量のコレステロールは
細胞膜を作る働きがありますし、
中性脂肪はエネルギーのもとと
なるなど、どちらも体にとって
必要なものです。

 

けれども、量が過剰になると
役立つ働き以上に悪い影響を
及ぼすことがあるのです。

 

 

この高脂血症が更年期障害の症状と同じ頃に発症するのには、
卵巣からのエストロゲンの分泌量の減少が関係しています。

 

エストロゲンが急激に減少した場合、血液中の悪玉コレステロール
(LDLコレステロール)が増加することが研究によってわかっています。

 

 

LDLコレステロール値について男性と女性で比べると、一般に、
閉経期を迎える前までは女性のほうが男性よりも低いのですが、
閉経を境にして女性のほうが高くなります。

 

そのため、更年期の女性は更年期障害とともに高脂血症の
リスクも高まってしまう
のです。

 

 

40代半ばくらいからは、定期健康診断の項目でも
LDLコレステロール値に注意しましょう。

 

 

そして、もしも基準値を超えている場合には、食生活の改善と
運動によって悪化を防ぐ必要が
あります。

 

食事療法では、1食当たりのカロリーを抑える、動物性脂肪を
減らして植物性脂肪を多くする、食物繊維を多く摂る、
糖分・アルコールを控えるなどのポイントがあります。

 

 

運動では、やや速歩のウォーキングなど
有酸素運動が効果的です。